静岡市の小高い丘にある閑静な美術館が静岡県立美術館です。
静かでゆったりとした時間を楽しめる私のおすすめの美術館をご紹介します
施設の紹介

所在地:〒422-8002 静岡市駿河区谷田53-2
電話:054-263-5755
ホームページ:https://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/
営業時間:10時00分~17時30分(入室は17時00分まで)
定休日:月曜日(祝日の場合開館・翌日休館)
年末年始、その他展示替等のための休館日(県立美術館ホームページにてご確認ください)
美術館への遊歩道には野外彫刻が12点
駐車場から静岡県立美術館までの遊歩道には木々がたくさん。
きれい整備もしっかりされていてのんびりした気分にさせてくれます。
また散歩道では野外彫刻12点が展示されています。
有名な芸術家の作品があるのですが私は舟越保武(ふなこしやすたけ)さんしか知りませんでした。無学ですみません。。

散歩道、遊歩道、プロムナード など言い方は様々ですが散歩道の方がしっくりきます。
近隣の方が犬の散歩をしたり、おじいちゃんおばあちゃんが世間話したりと穏やかな雰囲気です。
さっきまでと打って変わった世界にいるようで癒しの時間です。
自然と自分の世界、時のない世界。そんな不思議な気持ちになります。
静岡県立美術館入口へ
散歩道を抜けると館内入口です。 平日は本当に人気がないため誰の目も気にせず静けさを楽しめる美術館です

館内の1Fにゴーギャンの絵画が無料で展示されていました
館内に入ると1F踊り場に無料でポール・ゴーギャンの風景画が展示されていました。太っ腹!!

2Fはロダン館と特別展とミュージアムショップ
2Fへ上がると右は特別展示、左はミュージアムショップとロダン館となります。
今回特別展はお休みだったため常設展示のロダン館へ向かいました。
常設展示のロダン館では入場券300円で入場できます。年間パスは500円。
安すぎませんか?というくらいの破格なお値段。
これで美術館の運営まかなえるのか心配になります。。
ただ特別展示を定期的に行っており、そちらは1000円~1500円程度の入場料となっています。
入場するとロダン館につながる回廊にはロダンに関係した彫刻家の彫刻が展示されています。
そこを抜けるとロダンの人生ヒストリーが年表になって壁面に記載されていました。
略歴
1840年パリの庶民家庭に生まれ、幼少期に工芸学校で才能を認められたためアカデミー学校を数度受験するが入学拒否され大きな挫折を味わっている。働きながら独学で彫刻を学び30代半ばイタリアでミケランジェロ、ドナテッロなどの作品を見て大きな感銘をうけ彫刻の道に進む。その後作品を展覧会に出すとあまりの精巧さから「人から型をとった」と疑われる。嫌疑を晴らすため巨大化させた彫刻を展示して才能を認められた。その後は成功して近代彫刻の父と言われるまでなりました。
女性関係は優柔不断だったようで売れない頃から付き合っている女性と教え子の女性との二股を17年し続けました。売れない頃からの女性との関係を選び、教え子の方は精神を病んでしまったそうです。
代表作 考える人

地獄の門の上部を飾る像から抽出した作品でロダンの代表作でもあります。体をひねる事により筋骨の躍動感を巧みに表現しています。
地獄の門 ロダンが生涯作り作り続けた未完の傑作

高さ5.4メーター、横幅3.9メーター と巨大で迫力に圧倒されますよ

ロダンが生涯作り続けた未完性の彫刻作品。美術館開館に合わせて作ったのですが、開館しない事となり買い戻して自分の手元に置いて生涯作り続けた作品です。
この作品は是非近くで見て欲しい作品です。実際にみると巨大な門に躍動感あふれる彫刻がびっしり詰まっています。
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