静岡県富士山世界遺産センターをご紹介

観光

静岡県富士宮市にある富士山の博物館「静岡県富士山世界遺産センター」をご紹介!!

こちらの博物館は建物がとても美しく素晴らしい!! 設計者は 坂茂(ばんしげる)さん

阪神淡路被災地・東北地震の被災地や世界の被災地に紙の仮設住宅を設計したり、コンテナを使った仮設住宅の設置など実力と慈愛のある建築で有名な方です(多数の賞を受賞)

入館料も低料金の300円と超リーズナブル!!しかも内容充実で見ごたえ十分ですよ

施設の紹介

所在地:〒418-0067 静岡県富士宮市宮町5-12

電話:054-263-5755

料金は一般:300円(団体:200円 )15歳未満・70歳以上や学生の方無料
障害者もしくは難病患者及びその介護者1名(※4):無料

神田川観光駐車場(徒歩2分) 3時間200円(以降1時間毎100円で一日最大1000円)

ホームページ:【公式ホームページ】静岡県富士山世界遺産センター

営業時間:9:00〜17:00(7、8月・9:00 ~ 18:00)最終入館は閉館30分前まで

定休日:毎月第三火曜日、施設点検日

木格子で作られた逆さ富士と水面に写るオシャレな施設

Screenshot

駐車場から徒歩2分で正面につきました。

建物は「木格子で作られた逆さ富士と水面に写る正富士」が特徴です。

木材は県内ヒノキを使用し水面の水は富士山の湧き水を使った素晴らしい建築物です。

奥が施設となっていますがガラス張りで透かす事で施設の存在が気にならず建築物が映えています!!

入場料300円を支払い入館すると正面に円錐の建物がありました。円錐建物内部にはスロープで入っていくようです

円錐内部の案内図になります。螺旋状のスロープを歩いて登山気分を楽しめる施設のようです

建物内部の螺旋スロープを登っていきます。  スロープの外側にはプロジェクターで富士登山風景を映し出しており富士登山を演出しています

スロープの中間には資料展示施設があります

左手にモニターが5台と右手に大型モニターが3台あり富士山の資料がてんこ盛りでした。

来館者に海外の方が多く資料に深く興味はないため見放題です

以下に資料の一部を抜粋して紹介します

資料展示 日本絵画と富士山

富士山に関する最も古い文字資料が奈良時代の常陸国風土記(ひたちのくにふうどき)らしいです。富士山と神々としての物語を分かりやすく説明してくれています

昔話のかぐや姫は富士山南麓を舞台にしているのですね。

↑雪舟作「富士三保清見寺図」

雪舟は室町時代に活躍した日本を代表する水墨画家、水墨画の画聖と言われています

江戸時代の狩野探幽作「富士三保清見寺図」 雪舟を原案に見事な余白で神秘性を表現しています

狩野派は日本絵画史上最大の画派になります。

狩野探幽 天才画家の狩野永徳の孫、京都から江戸に拠点をうつし江戸時代繁栄の礎を築いた 

富士山曼荼羅図 室町から戦国時代作品

洛中洛外図のようにその様子を分かりやすく説明するため様々な情報をのせるスタイル。

昔の人はこの絵で富士登山をイメージして登っていったのでしょう。

時代は江戸時代後期 葛飾北斎作 これはカッコいい!!

富士越え龍は多くの画家に描かれています

歌川広重の浮世絵「水道橋駿河台」

江戸時代には東海道中膝栗毛やお伊勢参りなどで富士景色が浮世絵でもブームとなり、明治にはパリ万博を通してジャポニズムがヨーロッパでブームになりました。ゴッホやモネなども日本絵画に多大な影響を受けています。

もっと様々な日本画や絵画、歴史的資料などもありますのでご興味あるかたは是非実際に見てください

最上階の富士山を一望できるビュースポット

最上階に上ると富士山ビュースポットがあります。本日も雲があり富士山が少し隠れてしまいました。

ビュースポットは手前に逆さ富士の椅子があり人々の憩いとなっています。

育む山(西棟3階)、受け継ぐ山(北棟3階)

育む山は富士山の山頂から裾野までの生態系を展示しています。

受け継ぐ山では活火山、心に根付く山、登山する山など、富士山の未来を考えていきます。

お土産コーナーとライブラリー

1階部分にはお土産コーナーとひっそりとライブラリーがあります

お土産コーナーとは真逆にあるためなのか人が誰もいませんでした。

ただ富士山の資料は歴史から絵画まで幅広く取り揃えてます。個人的には絵画が好きなため画集を座席で読ませてもらいました。画集は1冊が高いので助かります

まとめ

いかがでしたでしょうか? 文化やカルチャー、写真映像やミニシアターなどもとても素晴らしい博物館です。個人的には富士山と日本画の関係がとても充実していてより深く富士山を勉強できる施設でした。もちろん建物は申し分ないくらい素晴らしいですので是非一度足を運んでみて下さい

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